なぜレーザー脱毛で毛が生えなくなるか、その仕組みを説明します。施術を受ける前の注意点も紹介。
プリズムにあてると七色の波長を発する太陽光と違って、レーザー光は単一の波長しか持っていません。単一の波長しか持っていないので、特定の色にだけ反応させる事ができます。この特質を利用したのがレーザー脱毛です。
黒いメラニン色素に反応するレーザー光を皮膚に照射すると、毛根部分だけが反応して、発熱、破壊されます。まわりの皮膚を傷つけずに、脱毛を行う事ができるわけです。
レーザー脱毛を受ける前後は、日焼けを避けるようにしましょう。
レーザー光は黒いメラニン色素に反応します。ですから、日焼けしたお肌に照射してしまうと、光がメラニン色素に反応して、やけどを負ってしまう可能性があるからです。
目安としては、脱毛を受ける3か月前から、脱毛後も赤みがひくまでは紫外線に注意してください。
脱毛後は、たっぷり保湿をして、肌をいたわってあげましょう。
レーザー光が反応するのは毛根だけですが、熱エネルギーは周辺の皮膚にも伝わるので、施術中は軽い熱や痛みを感じたり、施術後は肌の保湿能力が一時的に低下するからです。
また、皮膚が乾燥していると、痛みを感じやすく、脱毛の効果が出にくいという事もあります。次回の脱毛のためにも、保湿はとても必要です。
脱毛に使われるレーザー光は、体内に影響するものではないので、基本的には生理中や妊娠中でも大丈夫です。
ただ、心身ともにデリケートな期間は、刺激は避けたほうが良いので、脱毛も控えたほうが良さそう。クリニックも、妊娠中は施術を行わないとしているところが多いようです。